Semrushがもたらした業務効率化と成果
株式会社ROXXは、「日本全体の所得向上の実現を目指し、労働市場の需給ミスマッチをテクノロジーで解決する」を目的に『Zキャリア』や『back check』といった事業を展開し、人材・採用業界で成長を続ける企業です。
業界内には大手の競合他社も多く、同社は後発としての立場から認知拡大を目的にWeb集客の強化が大きな課題となっていました。特に、SEOと広告からの流入を伸ばすため、分析や管理に役立つツールを検討される中で、両チャネルを一つのプラットフォームで包括的に分析できる点に魅力を感じ、Semrushを導入いただきました。
導入当初は広告クリエイティブの分析を中心に活用され、その後はSEO施策としてオウンドメディアの強化へと取り組みを拡大。自社サイトへの集客を最大化するために、競合分析から企画・施策の検討、効果検証まで一連のワークフローをSemrushで確立し、短期間で大きな成長を実現しています。
今回は、Semrushを導入した背景から、具体的な活用方法、そして今後の展望について、マーケティング部の鈴木洋一朗様に伺いました。
インタビュー協力:
株式会社ROXX Zキャリア マーケティング部 鈴木洋一朗様
株式会社ROXX Zキャリア マーケティング部 平井 祐樹様
※本インタビューの内容は、2025年8月時点のものです。
私たちは、自社サービスであるZキャリアという未経験正社員の採用に特化した転職プラットフォームのマーケティングを担当しております。
私たちは、自社サービスであるZキャリアという未経験正社員の採用に特化した転職プラットフォームのマーケティングを担当しております。
清水氏:Zキャリアのオウンドメディアは人材業界においては後発メディアということもあり、コンテンツを公開しても競合が多くなかなか上位表示されないという課題を抱えておりました。どれだけ多くのコンテンツを作ってもターゲットとするキーワードで上位表示されないとトラフィックが獲得できない状況の中、SEOのパフォーマンスの改善についての重要性を感じていました。
また、Semrush導入前は特にツールも使っていなかったため、客観的なデータに基づいたキーワード選定や競合分析を効率的に行えていませんでした。弊社として、今後、SEOのパフォーマンスを向上させるにあたり、属人的な勘や経験に頼らず、より効率的かつ効果的な施策を実行するためには正確なデータが不可欠だと感じていました。

稲葉氏:広告の配信開始にあたり同業他社クリエイティブを分析する必要性があり、そのなかでSemrushのAdClarityという機能を知ったのがきっかけです。競合他社の広告クリエイティブを分析したいという社内のニーズに、ディスプレイ、SNS、動画など多くの配信チャネルの多角的な分析が可能なSemrushが応えてくれました。いくつか他のツールも比較検討しましたが、同じく弊社が探していたSEO機能もSemrushには充実していることを知り、SEOと広告を併せて利用できるということで導入に至りました。

広告クリエイティブ分析が可能なAdClarity
稲葉氏:これまでは競合のデータ・パフォーマンスを見ることができていなかったので、まずは自社、競合を含めた形で立ち位置を相対的、定量的に把握できるようになったことが大きな収穫でした。
いくつかの競合比較調査の中で驚かされたのは、ドメイン権威性の差です。当時の弊社と大手競合他社のドメイン権威性には、非常に大きな(約3倍以上の)差がありました。後発メディアなので少ないことはわかっていたものの、この数値の差は衝撃的でした。
稲葉氏:はい。自社と競合を、それぞれSemrushの被リンク分析機能で見ることで、競合サイトの被リンクの量だけではなく被リンクの質についても大きな差があることに気づかされました。大手の競合サイトは、多くの質の高いドメインからの被リンクをもらっていたわけです。これらの定量的なデータも、Semrushを利用しなければ気がつきませんでした。

Semrushの被リンク分析での比較
※Authority Scoreとはドメインの権威性を示す指標
左がZキャリア様、右が業界大手の分布
そこで、弊社としてもドメイン権威性の高いドメインから被リンクをもらえるよう、チーム4名のうち、1名のメンバーを被リンク対策として担当をつけ、記事の作成と両軸で対策を進める体制にいたしました。競合の被リンクプロフィール・内訳を確認し、よりドメイン権威性の高い被リンク元を見つけ、効果的な被リンク獲得施策を継続的にすることで、結果としてドメインの権威性を上げるワークフローを確立しました。

ドメインの権威性。1年ほどで順調に増加
稲葉氏:SEO対策自体は2024年の7月頃から開始していたのですが、本格的にSemrushを活用して、SEO対策に着手し始めたのは2025年1~2月頃です。このタイミングで社内の記事作成チームの体制を整え、さらに4月には専任の担当者を増やすことでさらに体制を強化しました。
Semrushを導入してからは、競合がどのようなキーワードで記事を書いていて、どれくらいのトラフィックを獲得しているのかを詳細に分析できるようになったため、より効率的に流入を狙えそうなキーワードを容易に見つけられるようになりました。
体制強化とSemrushの活用により、より質の高いコンテンツを効率的に作成できるワークフローを構築することができるようになりました。その結果、短期間でオーガニック流入を大きく伸ばすという目覚ましい成果につながったと思います。

稲葉氏:Semrushのおかげで、もともと9月末に設定していたKPIを前倒しで7月末には達成することができました。ターゲットキーワードの順位の向上、およびオーガニック流入に関しては飛躍的な成長はした事実がありますが、オーガニックセッションの絶対数ではまだまだ競合他社に追いつかない状況です。
Semrushで分析した結果、競合と比べて一記事あたりの流入数が少ないという課題も見えてきました。今期はとにかく公開する記事を増やすことに注力していましたが、来期以降は現状で流入が伸び悩んでいるコンテンツのリライトを進め、よりユーザーに価値のあるコンテンツを充実させていきたいです。
流入数が増加している一方で、オウンドメディアとして事業的なインパクトを出すには、ただ記事が読まれるだけではなく、最終的にコンバージョンしてもらう必要があります。今後はコンバージョンを最大化させるための取り組みも重要になると考えています。
Semrushの指標は毎日見ており、日々の業務に欠かせないツールとなってきています。今後もSemrushを最大限に活用していきたいと思っていますので今後ともサポートのほどよろしくお願いいたします。
