株式会社マネーフォワード

Semrush導入企業インタビュー
SEO初心者でも使いやすい!
Semrushで「自走するSEO」へ

株式会社マネーフォワードでは、『IPOサポートメディア』『ERPの基礎知識』などのオウンドメディアでSemrushを活用しています。社内でのSEOニーズが急速に高まる中、SEOチームでは慢性的なリソース不足に悩みがありました。各メディア担当者が自走して、スピード感をもってSEOに取り組めるようにするには――?Semrushの活用例、成果を伺いました。

インタビュー協力:
株式会社マネーフォワード
清水 氏、稲葉 氏

※本インタビューの内容は、2022年2月時点のものです。

SEOチームのリソース不足が課題に
まずは、ご担当のプロダクト、メディアについてお聞かせください。

稲葉氏: 私は、IPO準備・中堅企業向けのクラウド会計ソフト「マネーフォワードクラウド 会計Plus」というサービスのマーケティングを担当しています。バックオフィスSaaS「マネーフォワードクラウド」にはさまざまなサービスがありますが、「マネーフォワード クラウド 会計Plus」はIPO準備・中堅企業をターゲットにしたクラウド会計ソフトです。一般的な財務会計の機能に加えて、内部統制の整備など、IPO・上場企業に向けた高度な機能が特徴です。

こうした潜在顧客にサービスを認知してもらうため、SEOにも注力しています。例えば、IPOにあたっては、資本政策、予実管理、労務管理、内部統制、法務など、大量の知識・労力が求められます。また、ERP導入プロジェクトを成功させるためには、業務システムについての幅広い知識が必要です。そこで、私達のチームでは、『IPOサポートメディア』、『ERPの基礎知識』というオウンドメディアを立ち上げ、こうしたお悩み解決をサポートしています。

IPOサポートメディア

上場準備企業向けに『IPOサポートメディア』を展開

清水氏: 私は「マネーフォワード クラウド」全般のSEOを担当しています。マネーフォワードでは稲葉さんのように、プロダクトごとにSEOなど、デジタルマーケティング施策を実施しています。その中で、私たちSEOチームは全体的なディレクションを担っていて、各プロダクトのSEO施策を横断的にチューニングしたり、各部署からの相談に乗りながら、「マネーフォワード クラウド」全体としてのSEO最適化を目指しています。

株式会社マネーフォワード 清水氏

清水氏はマネーフォワード クラウド全体のSEOを担当

マネーフォワードさんというと、かなりSEOに注力されている印象がありますが、いつ頃から本格的に取り組まれているのでしょうか?

清水氏: 弊社では従来から『会計の基礎知識』など、様々なオウンドメディアを運用してきました。ただ、戦略的にSEOを実行できていたかというと、そうは言い切れない部分があります。事実、徐々にキーワードの順位が停滞・下降している兆しが見えていました。

そこで、本腰を入れてSEOに取り組み始めたのが1年半前くらいからです。現在では積み上げてきた施策が実を結んでいて、毎月多くの自然検索流入を生んでいます。例えばSemrushで調べてみても、検索トラフィックは1年前と比べて110%ほど増加していますね。

単にトラフィックだけでなく、しっかりと良質な見込顧客の獲得にもつながっているので、もっとSEOに注力していこう、という好循環が生まれています。

マネーフォワードのオーガニック検索分析結果

直近1年でもbiz.moneyfoward.comのトラフィックは大きく伸長している

なるほど。素晴らしい成果で一見、問題もなさそうですが。

清水氏: そうですね、SEOの成果という点では期待値以上のものが得られているかなと思います。その反面、社内でのSEOニーズが急増する事態になりました。結果として、我々SEOチームに社内各所から依頼が届くようになり、全くリソースが足りない状況になってしまったのです。

先ほど申し上げた通り、SEOはプロダクトごとに担当しており、必ずしも皆さんがSEOについて深い知識・ノウハウがあるわけではありません。そのため、我々SEOチームに問い合わせが集中してしまい、ボトルネックになるリスクがありました。各チームに自走してもらう必要が出てきたのです。

SemrushはSEO初心者でもわかりやすく、使いやすい
そこでSemrushをご利用いただくようになったのですね。

稲葉氏: 私自身はオウンドメディアの立ち上げ経験はあるのですが、SEOの専門的な知識はそこまで持ち合わせているわけではありません。ですが、SemrushはUIがわかりやすくデータも直感的に理解しやすいと思います。私のようなSEO初心者でも、とっつきやすいと感じますね。

1度、サポートのミーティングをさせていただきましたよね。

稲葉氏: そうですね、サポートのミーティングもこちらの知識レベルに合わせて、ちょうど良い感じで活用方法を説明してもらえたので、とてもわかりやすかったです。1回サポートを受けただけで、結構、使いこなせるようになりました!

Semrushは海外のツールですが、日本語のサポートがあるので安心感があります。実際、このようなサポートは導入の決め手の一つでした。

株式会社マネーフォワード 稲葉氏

稲葉氏を中心に、『ERPの基礎知識』『IPOサポートメディア』等でSemrushを活用

清水氏: 私の観点からも、誰でも使いやすく、サポートがあるのはポイントです。私自身はそこまでUIやサポートに対するこだわりは無いのですが、SEO経験が浅かったり、ツールに慣れていない人にとっては、非常に重要な要素だと思っています。私達の課題として、「リソース不足」、「各チームに自走してほしい」という点がありましたが、その意味ではうってつけのツールだと感じますね。

これまでも、他のSEOツールを各チームに「勝手に使ってみて」という感じで渡すことがあったのですが、正直、使いこなすハードルは高かったと思います。でも、Semrushは文字通り「勝手に使ってください」と言って渡せますね。

競合との比較分析からターゲットキーワードを洗い出す
実際の業務では、どのようにSemrushを使われているのでしょうか。

稲葉氏: 大まかな流れとしては、「競合分析」→「キーワード選定」→「コンテンツ設計」→「コンテンツ制作」→「効果検証」という流れで施策を行っています。

特に「競合分析」「キーワード選定」で活用しているのが、キーワードギャップです。このツールでは、自分のサイトと競合サイトを比較して、自分たちに欠けているキーワードや、弱いキーワードを分析できます。

これまでも、キーワードの関連語句や検索ニーズの分析は行ってきましたが、ターゲットに合わせたコンテンツを効率的に制作するには、様々な角度からの調査が必要です。その点、こうした競合分析をプラスで行うことで、より戦略的にキーワードのプランニングができると思います。

ギャップ分析の中で、「IPOやERPに関連性が高く、ユーザーの検索ニーズも高い、ただ私達が上位表示されていないキーワード」があれば、コンテンツ作成の候補としてピックアップしていますね。

Semrushのキーワードギャップ分析結果

キーワードギャップで競合とのキーワードを比較

清水氏: 最終的なキーワード選定、調整は私の方で監修しています。キーワードの検索意図や検索結果の競合度合いなど、いろいろな要素を加味して優先順位をつけていますね。一次的なキーワードの洗い出しを各チームで、最後のチューニングを我々SEOチームで監修する、という役割分担ができるようになったのは、SEOの実行スピードを向上させる上で大きな進歩です。

実際に行ったSEOの成果については、どのように評価されているのでしょうか?

稲葉氏: まずはキーワードの順位を注視しながら、PVやコンバージョン率等もモニタリングしています。順位計測にはSemrushのPosition Trackingを使っていますね。

Positoin Trackingはキーワードを登録すると日次で順位変動を計測してくれるので、早めの課題発見に役立っています。私自身、日常的に順位変動を見て、もし気になる動きがあれば、週次の定例ミーティングなどでこまめに報告するようにしています。

もう一つ、よく見ているのが「ランキングの分布」というレポートです。このレポートでは、上位3位以内のキーワード数や、上位10位以内のキーワード数などを競合と比較して分析できます。もしこれらの数字が停滞・下降していれば、いくつかのキーワードの順位が下落している可能性が高いです。なので、より詳細に分析して下降しているキーワードを特定、対策を検討するようにしています。

IPOやERP関連キーワードで上位表示を実現
Semrushを使ってみて、具体的な成果は出てきたでしょうか?

稲葉氏: そうですね、かなり貢献してくれていると思います。私が担当している「ERPの基礎知識」や「IPOサポートメディア」は、まだ立ち上げて半年くらいなのですが、期待以上の結果が出ています。

例えば「IPO メリット」や、「ERPとは」など、上位を取りたかったキーワードでも成果が出てきています。これらはSemrushを使いながら選定、コンテンツを作ったキーワードなので、効果を感じていますね。

その他、トラフィック数は少なくても、ロングテールでコンバージョン率が高いキーワードもかなり上位が取れてきています。立ち上げ時の想定を大きく超えるスピードで成果が出始めているので、Semrushを使ってよかったなと思います。

Position Trackingで効果計測

「ERP」や「IPO」関連キーワードで上位を獲得

ありがとうございます。今後、Semrushを活用していきたいところはありますか。

稲葉氏: Semrushは非常に多くのツールがあるので、Keyword Magic Toolなど、SEOに活かせそうなツールの活用度を上げていきたいなと思っています。SEOだけでなく、広告分析の機能もあるので、広告チームと連携しながら活用の幅を広げていきたいですね。

清水氏: Semrush自体はSEO専門家でなくても十分に使っていけるツールなので、SEOを自走してもらう、平準化する、という観点では成果を感じています。一方、コンテンツマーケティングツールなど、まだ完全に日本語化されていないツールもあるので、そこがローカライズされることで、よりポテンシャルを発揮してくれるのではないかと思っています。今後のツール進化に期待しています。

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事業内容: PFMサービスおよびクラウドサービスの開発・提供
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バックオフィスSaaS「マネーフォワード クラウド」